【解説】反り腰の原因・症状とは?|理学療法士が反り腰の痛みの改善法を解説!

【解説】反り腰の原因・症状とは?|理学療法士が反り腰の痛みの改善法を解説!

こんな痛みがあると反り腰かもしれません。

また、こんな症状も反り腰が疑われます。

反り腰が原因で腰痛がひどくなり、日常生活の動作が困難になることがあります。
腰痛のために運動を控えるようになる方や、腰痛が気になり仕事に集中できなくなる方もいます。

私たち『整体院つなぐ』に来院された反り腰でお悩みの患者様の訴えです。

反り腰の症状や腰の痛みが気になったら、早めに専門家にご相談ください。

1.反り腰とは?

反り腰とは、腰椎(腰の骨)が過度に前弯し、腰が後ろに反った状態を指します。
本来、背骨は緩やかなS字カーブを描いていますが、反り腰になるとこのカーブが強調され、腰椎に過剰な負担がかかります。

(1)反り腰の原因

反り腰の原因はさまざまですが、主なものとしては以下のものが挙げられます。

姿勢の悪さ

長時間同じ姿勢での作業や、猫背気味の姿勢を続けることで、骨盤が前傾し、反り腰になりやすいです。

運動不足

腰周りの筋肉(腹筋、背筋など)が衰えると、骨盤を支える力が弱まり、反り腰を招きやすくなります。

肥満

肥満は腰椎への負担を増加させ、反り腰のリスクを高めます。

妊娠

妊娠中は、お腹が大きくなるにつれて重心が前に移動し、反り腰になりやすいです。

ハイヒール

ハイヒールを履くと、重心が前に移動するため、腰が反りやすくなります。

遺伝的要因

体質的に腰椎が反りやすい人もいます。

(2)反り腰の症状

反り腰になると、さまざまな症状が現れることがあります。

腰痛

腰部の慢性的な痛みや、重だるさを感じることがあります。

背中の痛み

腰の反りが強くなることで、背中にも負担がかかり、痛みが生じることがあります。

お腹の出っ張り

反り腰になると、お腹が前に突き出るような姿勢になり、お腹周りが太って見えることがあります。

下半身太り

反り腰は、下半身の筋肉のバランスを崩しやすく、下半身太りの原因となることがあります。

便秘

反り腰は、腹筋の力が弱まることで、便秘を引き起こすことがあります。

疲労感

腰椎への負担が大きくなることで、疲れやすくなることがあります。

2.反り腰の改善方法

反り腰を改善するためには、以下の方法が有効です。

(1)正しい姿勢を保つ

反り腰は、普段の姿勢の悪さが影響しています。
立つときは耳、肩、腰、膝、くるぶしが一直線になるように意識し、座るときは椅子に深く腰掛け、背もたれに背をつけましょう。

(2)適度な運動をする

適度に運動することも、反り腰の改善に役立ちます。
腰周りの筋肉(腹筋、背筋)をバランス良く鍛えたり、ストレッチで体の柔軟性を高めたりしましょう。

(3)体重管理をする

肥満気味の場合は、減量を心がけましょう。
体重が軽くなることで腰椎への負担が減り、反り腰の改善に役立ちます。

(4)生活習慣を見直す

反り腰になりやすい生活習慣を見直すことも大切です。
長時間同じ姿勢での作業はなるべく避け、こまめに休憩をとりましょう。

また、寝るときは仰向けではなく横向きになり、膝を軽く曲げると腰への負担を軽減できます。

3.反り腰を理学療法士に相談するメリット

反り腰を理学療法士に相談することで、専門的な知識と技術に基づいた、個別化された施術を受けることができます。
症状の改善だけでなく、原因の特定や再発予防まで、包括的なサポートを受けられる点が大きなメリットです。

(1)専門家による的確な評価と診断

姿勢分析

理学療法士は、身体の構造や動きの専門家です。
反り腰の具体的な状態を、姿勢分析や身体の歪みをチェックすることで的確に評価します。

原因特定

反り腰の原因は、人それぞれ異なります。
理学療法士は、生活習慣などを詳しくヒアリングし、反り腰の原因を特定します。

症状の把握

痛みの程度や痛む場所を確認し、症状の経過や変化を把握します。

(2)個別化された施術プラン

運動療法

一人ひとりの状態に合わせて、ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法を提案します。

物理療法

必要に応じて、温熱療法や電気療法などの物理療法を組み合わせることで、痛みの緩和や筋肉の柔軟性向上を図ります。

姿勢矯正

正しい姿勢や立ち方を指導し、日常生活での負担を軽減します。

(3)専門的な知識と指導

解剖学・運動学

理学療法士は、解剖学や運動学の知識に基づき、反り腰の原因やメカニズムを詳しく説明します。

運動指導

運動療法の効果を高めるために、正しいフォームや注意点などを丁寧に指導します。

生活指導

日常生活での姿勢や動作の注意点、睡眠環境の改善など、具体的なアドバイスを提供します。

(4)継続的なサポートとモチベーション向上

親身な相談

症状や施術に関する不安や疑問に、親身になって相談に乗ってくれます。

目標設定

患者様と一緒に目標を設定し、達成に向けて二人三脚で歩んでいきます。

モチベーションの維持

進捗状況や改善点を共有し、モチベーションを維持できるようにサポートします。

(5)再発予防とセルフケア

原因の根本改善

反り腰の原因を根本的に改善することで、再発のリスクを軽減します。

セルフケア

自宅でできるストレッチや筋力トレーニング、姿勢矯正のポイントなどを指導し、再発予防をサポートします。

4.理学療法士の役割

理学療法士は、運動学や解剖学の専門知識を活かし、患者さん一人ひとりの状態に合わせて、適切な運動療法を提案します。
反り腰の原因を特定し、根本的な改善を目指すことで、患者さんの生活の質を高めることができます。

一人ひとり、反り腰の原因は異なります。
専門家とともに、ご自身に合った反り腰の改善を目指しましょう。

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