「もう良くならないかもしれない…」
不安を抱えたお客様と向き合い25年!
お客様:「楽に動ける…」
私:「ご自身の内側に回復させる力があるんです」
主人公はお客様。
私たちの仕事は、一人ひとりのお客様の生きる力を引き出すこと。

はじめまして。『整体院つなぐ』の院長の西村克美です。
理学療法士(国家資格)です。
病院で21年、臨床経験があります。
私たち『整体院つなぐ』には、
ご自身の体を大切にしたい方が不安を抱えながら来院します。
「痛みが取れない…」
「立ち仕事が辛い…」
「腰痛が治らない…」
「手術したのに痛みが取れない…」
「リハビリ後に退院したら動かなくなった…」
そして、施術後は安心した表情でお帰りになります。
お客様が安堵し、喜ぶ顔。
それが私たちの仕事の最高の報酬です。
目次
いのちの危機、足の切断を迫られた大事故の経験。
なぜ、私が、理学療法士を目指し、『整体院つなぐ』を始めたのか?
私は、18歳の時に、交通事故に遭いました。
母に聞いたのですが、命が危なかったそうです。
医師からは、「命の危険」と「足を切断する必要があるかもしれない」と聞かされ、とても悪い状態だったそうです。
しかし、医師や看護師、その他多くの方のおかげで、九死に一生を得ました。
母は毎日にお見舞いに来てくれました。
そんな医療従事者と触れ合う中で、自分が身心ともに元気になっていくプロセスを体験しました。
そのとき、意志が動いたんです。
「僕もそういう仕事をしたいなぁ!」
「諦めかけた人生。だけれど、リハビリで社会復帰させたい!」
この事故に遭わなけれは、理学療法士を目指すことはなかったと思います。
このことが、全ての始まりです。
この時の気持ちを忘れずに、
今、一番辛い、悩んでいる時に、
励ましを送り続けていける人になりたいと思い続けています。
私は理学療法士の専門学校に通った後は、
20年間、病院でリハビリの臨床経験を積みました。

毎日変化するお客様の体。

最初の15年間の急性期病院の経験は、私の技術の礎になっています。
急性期病院とは、病気やけがをしてすぐに、緊急度の高い治療が必要な患者さんに対して、集中的な医療を提供する病院のことです。
急性期病院は、緊急入院した患者さんの病状を安定させ、生命の危険を取り除くことが主な役割です。
それは、緊張と責任の連続でした。
理学療法士としての私の役割は、
- 手術した翌日からのリハビリ
- 日々変わる患者さんの状態。それに応じたリハビリする
- 急性期の後が重要。退院後のケア
嬉しい経験がありました。
そして、残念な経験もありました。
ある65歳の女性です。
脳出血で倒れてマヒが残りましたが、入院中のリハビリを経て杖で歩けるまでになりました。
しかし、退院後に家で寝たきりになってしまいました。
その理由の一つは、自宅ではご自身がリハビリをしなくなるからです。
ご本人に確認すると、自宅でリハビリする意欲はあります。
しかし、自分でリハビリすることに恐怖心があったようです。
それは住環境の問題。
家族にサポートを頼めない。
せっかく入院中のリハビリでよくなっても、退院後のケア次第で身体が動かなくなってしまうのです。
だけれど、一人の理学療法士の力では、患者さんをどうすることもできません。
私のなかに挫折感のようなものが芽生えてきました。
「もっと患者さんに寄り添えたら…」
「医学での治癒は難しくても、運動学なら可能性があるのに…」
「病院で働いている限り、患者さんに期待に応えられない…」
ある時期から、開業することを夢見るようになったのです。
医学で治療が難しくても、運動学で治療できること

医学と私たち理学療法士の専門分野の運動学には違いがあります。
医学では治療が難しいとされる状態でも、運動学的なアプローチによって改善が見込めるケースは数多くあります。
運動学とは、人間の動きを科学的に研究する学問であり、その原理を応用することで、身体機能の回復や改善を促すことができます。
運動学が効果的な理由
- 体に合わせたアプローチ。個々の患者さんの身体の状態やニーズに合わせた治療ができます
- 筋肉の強化、関節の可動域の改善、バランス感覚の向上など、失われた機能の回復を促します
- 疼痛の軽減: 運動によって血行が促進され、痛み物質が除去されることで、疼痛が軽減されます。
- 日常生活動作の改善や、運動能力の向上により、生活の質が向上します
病気の診断、治療、予防を行う医学とは違って、運動学は人間の運動に関する法則やメカニズムを解明し、体の使い方、運動のパフォーマンス向上、スポーツ傷害の予防、リハビリテーションなどに役立てます。
ご存じない方が少ないのですが、運動学と医学は同じ人体を対象とする学問ですが、アプローチや目的がまったく違います。
不器用に生きる私たち…

小さい頃。
父親は、家族のために一所懸命に働いていました。
仕事の愚痴を聞いたことがありません。
父はすでに他界していますが、病気になってからも弱音を吐きませんでした。
父親を一言でいうと、「人への思いやりがある人」。
仕事から疲れて帰ってきても、困っている友だちの面倒を見ていました。
母親は、パートをしながら僕たちを育ててくれました。
私の命の危機のとき、毎日お見舞いに来てくれる慈愛に満ちた存在です。
子どもの面倒見が良い両親でした。
今考えると、大人って凄いですよね。
心身ともに疲れていたのに、
仲間や家族のことを自分のこと以上に大切にしてくれる。
じつは、私たち『整体院つなぐ』にお越しになる方たちも、
自分のこと以上に「仕事」「コミュニティ」「家族」へのおもいの強い方ばかりなのです。
『整体院つなぐ』が大切にしていること!

妻は消防士です。
私の留守中、彼女がぎっくり腰になり、あまりの激痛で整骨院に行きました。
そこでは温熱治療とマッサージを受けたそうです。
しかし、痛みは治まるどころか、ひどくなってしまったのです。
同じことは他でも起きています。
なぜ分かるのか?
それは当医院のお客様がそうだからです。
病院や他の整骨院、整体院でその場しのぎの施術しか受けず、
痛み、苦痛を訴えるお客様が少なくありません。
「どこに行っても改善しない…」
「痛みで仕事や生活に支障があるけれど治らない…」
「この痛みとは一生の付き合いと半ば諦めかけている…」
「痛みを周りの友達、家族、同僚、上司に理解されず悲しい…」
このような人を助けていきたいという「おもい」があります。
なぜ、痛み・苦痛が続くのか?
それは、100人のお客様がいれば100通りの施術法があります。
100人のぎっくり腰の治療は100通りです。
そうです。
同じ症状、診断名でも治療は100人100通りなのです。
私たち『整体院つなぐ』は、お客様に寄り添うことからはじめます。
お客様に寄り添って、
話を聞いて、それをヒントに治療を提案します。
来院される方は、一般的に不安でいっぱいです。
その不安が取れないと、体が良くなるまで時間がかかります。
『整体院つなぐ』では、話を聞かせてもらうことからはじめます。
症状を聞くことからはじめます。
すると、患者さんの不安が軽くなります。
不安を軽くしてから治療を受けてほしいのです。
そして、よくなる希望を抱いて帰宅してほしいのです。
私たち『整体院つなぐ』は、
お客様の社会生活を応援します。
お客様の社会復帰を応援します。
そして、お客様とまわりの人たちの笑顔を応援しています。
毎日、お見舞いに来てくれた母親に笑顔を見せるために…
私の命を救ってくれた医療関係者のように…
私が生きる力をよみがえらせたように…
お客様と向き合ってまいります。
『整体院つなぐ』 院長
西村 克美