歩いてたら、よく足がもつれるわ…つまずきやすくなったし…

歩くときに
足がもつれるのはなぜ?
その原因は、
「肩こり」と「体のねじれ」かも・・・
「歩いていると、たまに足がもつれる」
「つまずきやすくなった」と
感じることはありませんか?
当院に来られた方で、
そのように言われる方が、
実はとても多いです。
そして、
詳しくお話を伺っていくと、
「肩こり」も
同時に感じておられる方がおられます。
「足がもつれることと
肩こりが関係あるの?」
と不思議に思いますよね。
今回は、
その意外な肩こりの関係性と
足のもつれの原因、
そして改善策について
お話ししたいと思います。
<なぜ足がもつれる?その意外な原因とは?>
今回お話をお伺いしたお客様も、
足の筋力はしっかりあるのに、
股関節や骨盤、
背骨、
そして肩甲骨まわりが
とても筋肉が張っていて、
動きにくくなっていました。
これらの動きが制限されると、
本来スムーズに
体重移動をしながら、
歩くことがぎこちなくなり、
結果として、
「足がもつれる」としまうことがあるんです。

歩くときは、
足の筋肉だけでなく、
股関節や骨盤、背骨、肩甲骨など、
全身が連動して動いています。
もしどこか一か所の動きが
悪くなると、
他の部分がその動きをかばおうとして、
バランスが崩れてしまうんです。
特に、肩こりがひどい方は要注意です。
<肩こりとのつながり>
「肩こり」は、
肩まわりだけでなく、
背中や首の筋肉もガチガチに
なっています。
肩甲骨は、
この背中と肩の動きの中心にあります。
肩こりがひどくなると、
肩甲骨の動きも悪くなり、
それに連動して背骨や骨盤の動きまで悪くなってしまいます。
つまり、
肩こりが原因で
全身の連動した動きが鈍くなり、
それが足のもつれを引き起こしている可能性があるのです。
<体の「ねじれ」がもつれを悪化させる>
さらに、
日常生活のちょっとしたクセ。
たとえば、
「いつも同じ側の肩にカバンをかける」
「座るときに足を組む」
といったことの積み重ねで、
私たちの体は
少しずつ身体がねじれてしまいます。
この「身体のねじれ」が、
肩こりをさらに
悪化させ、
股関節や骨盤のゆがみに
つながるのです。
これらの体のねじれとゆがみが、
本来スムーズに
行われるべき歩行を妨げ、
結果として
「足がもつれる」と
感じる原因となります。
<今すぐできる!「足のもつれ」と「肩こり」を同時に改善する3つのポイント>
では、
どうすればこの悪循環を
断ち切ることが
できるのでしょうか?
以下のようなポイントを
大切にアドバイスを行っています。
1. 全身の連動性を高めるストレッチ
足のもつれを改善するには、
足だけでなく、
全身の連動性を高めることが
大切です。
特に、
肩甲骨と股関節の動きを
意識しましょう。
⚫️股関節と骨盤まわりの柔軟性を高める
歩く動作の土台となる
股関節と骨盤の動きをスムーズに
することが重要です。
デスクワークや長時間の座りっぱなしで
固まりがちな股関節を、
ストレッチで柔らかくしていきましょう。
⚫️肩甲骨まわりを動かす
肩甲骨を意識的に動かすことで、
肩こりの緩和だけでなく、
背骨の動きも良くなります。
腕を大きく回したり、
肩甲骨を寄せたり離したりする簡単な体操を、日々の生活に取り入れてみてください。
<根本的な改善策>
* 肩甲骨ストレッチ
両手を組んで頭の上に上げ、
大きく背伸びをしながら、
体を左右にゆっくりと倒します。
* 股関節ストレッチ
床に座り、
両足の裏を合わせて膝を外側に開きます。
ゆっくりと呼吸しながら
股関節を広げましょう。
2. 姿勢を見直す
スマホやパソコンを
長時間使うことで、
猫背になっていませんか?
姿勢が悪いと、
特定の筋肉にばかり負担がかかり、
それが
肩こりや全身のバランスの崩れに
つながります。
まずは座っているときの姿勢や、
立っているときの
重心を少し意識してみましょう。
3. 「歩き方」を意識する
ただ歩くだけでなく、
「姿勢を正して歩く」
という意識を持つだけでも、
歩き方は大きく変わります。
また、
腕を軽く振ることで
肩甲骨の動きを促し、
全身の連動性を高めることができます。
<まとめ>
「足がもつれる」
というお悩みは、
決して足だけの問題ではありません。
肩こりや体のねじれなど、
意外なところに根本原因が隠されていることがほとんどです。
もし、
ご自身の身体の連動性やバランスが
気になっている方は、ぜひ、全身の柔軟性を高めてください。
あなたの「歩く」をもっと軽やかに、
快適にするために、
全身を柔らかくスムーズに
動けるようにしましょう!