歩くのがカッコ悪い。立ってすぐに、腰を伸ばして歩けない

歩くのがカッコ悪い。立ってすぐに、腰を伸ばして歩けない

【腰が痛くて、腰が伸ばせない時の対処法】

「最近、腰の痛みがひどくなり、椅子や車から降りて、すぐに腰が伸ばせず、手をついて少しずつしか腰を伸ばせない、前かがみでしか歩けない」

腰を伸ばす時も「あっ、あー」と声が漏れて、体に力を入れて、踏ん張りながらゆっくり、体を起こしていく。

こんな方が、来院されました。

見るからに、腰が辛そうでした。

でも、体の状態にもよりますが、意外とすぐに伸ばしやすくなります。

楽になるためには、体がどうなればいいか?

体が固くなってしまい、動きにくくなっている体を、少しでも柔らかくなればいいんです。

腰が痛いと体を緊張させて、変な力が入ってしまいます。

だんだん身体中が突っ張ってしまって、余計に痛みが増してしまいます。

ですので、

変に力が入って突っ張ってしまって硬くなった筋肉を、柔らかくほぐれれば楽になります。

<腰が痛くて、腰が伸ばせない時の対処法>

直接、腰をほぐそうとしても痛くてできないですし、余計に痛みがひどくなることがあります。

腰から動かすと、ギクっと、さらに最悪な状況になりかねません。

腰の遠いところから動かしていくことが大切になります。

まずは、

①首を前後に、息を吐きながら、ゆ〜っくりとスロー&ソフトなストレッチ

初めは首だけ運動を行い、だんだん首の後ろの筋肉の硬さが取れてきたら、首を曲げたときに背中も伸びるように背中をゆっくりまるめていきます。この時に、呼吸は止めないで、息を吸ってから、吐きながら伸ばしていきます。

それから次に、息を吸いながら、首を後ろにゆっくりと、そらしていきます。首の前の筋肉の緊張が取れてきたら、首を後ろにそらしたときに、ゆっくりと少しずつ胸を張っっていきます。

回数は、首の前後それぞれ2〜3回行います。回数を多くしたら良いというものではありません。腰の痛みがひどくならないように行いましょう。

②息を吸いながら、ゆ〜っくりとスロー&ソフトな「背伸び」ストレッチ

両腕を上に伸ばして、足先まで体まで、全身が伸びるようなイメージで行います。片側ずつでも大丈夫です。

座ったまま、あおむけや横向きに寝転んだままでもかまいません。

※①、②は、痛みがない程度でしましょう。

③大きく、ゆっくりとした深呼吸

体全体の緊張や気持ちのリラックスにつながります。痛みがあるときは、交感神経が強くは働きます。

体が緊張すると、さらに痛みが強く感じられ、筋肉も硬く突っ張りやすくなります。

深呼吸をすることで、副交感神経が働いてくれ、筋肉の緊張が和らぎ、痛みも落ち着いていくことがあります。

ひどい腰の痛みがある時は、あまり楽になる感じはしないかもしれませんが、①から③を、するのとしないのとでは、あとから違いが出てきますので、行ってみてください!